
太陽光発電の設置を検討する際に、特に気になるのが費用と、設置にかかる時間です。
導入には初期投資が必要ですが、長期的に見ると電気代の削減や環境価値の向上など、多くのメリットが得られます。
まず、費用についてみていきましょう。
一般的な家庭用の太陽光発電(4〜6kW程度)の設置費用は、おおよそ100万〜180万円前後が目安です。費用の内訳は、太陽光パネル本体の価格、パワーコンディショナー(発電した電力を家庭用に変換する装置)の費用、架台・配線・電気工事などの施工費です。また、蓄電池を導入する場合はプラス50〜150万円ほどかかることもあります。ただし、自治体の補助金や国の支援制度を利用すれば、実質負担を抑えることが可能です。
次に、設置にかかる時間ですが、家庭用太陽光の場合、実際の工事期間は1〜3日程度が一般的です。
現地調査を行い、屋根の形状や方角、耐久性などを確認。その後、発電量のシミュレーションや設計、申請手続きを経て、工事に入ります。これらの手続き全体を含めると、申し込みから稼働開始までにおよそ1〜2カ月程度を見ておくと安心です。
施工自体は、専門の電気工事士が担当し、屋根にパネルを設置して配線や接続を行います。安全性を確保するために、電気工事は必ず資格を持った業者が行うことが義務付けられています。
太陽光設置は初期費用こそかかるものの、短期間で設置可能であり、導入後は長期的に光熱費削減や環境貢献につながる価値ある投資といえるでしょう。