近年、電気代の高騰や環境意識の高まりから、太陽光発電の導入を検討する家庭が増えています。
太陽光発電の導入には初期投資が必要ですが、長期的には電気代の削減や売電収入によるメリットも期待できます。では、実際に太陽光発電を設置するには、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。
一般的な住宅に設置する場合、太陽光パネルの容量は3〜6kW程度が目安です。
設置費用は、1kWあたり20〜30万円が相場とされており、例えば4kWのシステムを設置する場合、工事費や機器代を含めて80万〜120万円ほどが目安となります。費用は、屋根の形状や材質、設置するパネルの種類によっても変動するため、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。
また、蓄電池を併せて導入する場合は、さらに100万〜200万円程度の追加費用が発生します。蓄電池を設置することで、昼間に発電した電気を夜間に利用できるため、自家消費率が上がり、停電時の備えにもなるというメリットがあります。
設置費用を抑える方法として、国や自治体による補助金制度などを利用して導入する人も多いです。
太陽光パネルには寿命もあります。一般的には20〜30年が太陽光パネルの寿命の目安となっており、10〜15年程度でパワーコンディショナーなどの機器の交換が必要になることも考慮する必要があります。
総合的に見て太陽光発電は、初期費用こそかかるものの長期的には光熱費の節約や災害時の備え、環境貢献につながる投資と言えます。将来的な電気代の上昇を見据えて、設置を検討してみてはどうでしょう。